3. フラワーエッセンス:秋の花

ヒガンバナ

ヒガンバナ(彼岸花)Lycoris radiata(赤)

ヒガンバナ科ヒガンバナ属。他の畦や土手などに群生する多年草。奈良または平安時代に中国から渡来したと考えられている。日本の者はほとんど結実せず、種子ができても発芽しない。花期 9月 人里近くの草やぶ、道ばた、土手。

深緑で光沢がある葉は晩秋から伸び始め、冬を越して翌年の春に枯れる。鮮紅の花はしっかりとした花茎に散形状に5〜7個つく。花被片は6個、強く反り返る。

「は 見ず花見ず」「死人花」「仏花」など500以上の地方名がある。「曼珠沙華」は秋の彼岸の頃に花が咲くことから。鱗茎はアルカロイドを含み有毒。昔は飢饉 の際には水にさらして食用にした。吐剤や去痰剤として用いる。曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、死人花(しびとばな)、とうろうばな、狐花、葬式花

また、「狐の松明(たいまつ)」「狐のたんぽぽ」「狐のかんざし」「幽霊花」「墓花」など奇妙な50以上もの方言名がある。 鱗茎(りんけい)にアルカロイドを含む毒草。葉も何もないところからいきなり姿を現し赤い花を咲かせる。

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ツユクサ(秋)

ツユクサ(露草、秋)

ツユクサ科ツユクサ属。道ばたや草むらに生える1年草で、全国に分布。草丈30〜50cm。花期 6〜9月

 名前は、露を帯びた草の意。

 別名の帽子花(ぼうしばな)は、花を包むほうの形が帽子のように見えることから。万葉集では「月草(つきくさ)」と呼ばれていたのが、江戸時代に「ツユクサ」に変化した。螢草(ホタルグサ)という別名も。

 英語名の Day flower は、1日だけ咲く花ということから。

 昔は衣類に花をこすりつけて染める擦り染めに用い、またツユクサの花の色素は水につけると溶けるため、友禅の下絵を描くのに用いられた。

 若葉は山菜として利用でき、全草を乾燥したものは薬草として用いる。

 茎の下部は地をはいながらよく枝分かれし、節から根を出して増える。葉は笹の葉に似たスマートな形で互生。

 花は二つ折りの舟形のようなほうに包まれており、1個ずつ、ほうの外に出て開く。3枚の花びらのうち、2枚は大きく青色で、1枚は白色で小さい。朝に開花して昼にはしぼむ。

 露草は日本の自生種で、身近で古くから愛されていた植物であることと、露草という名前に込められた象徴性の両方から、重要なレメディの1つと考えられる。

 アルケミーの伝統では、朝早く植物につく露を集め、自然の「エッセンス」として用いた。ヨーロッパでこのために重用されたのはレイディーズマントル(別名 アルケミア)だが、露草はその日本版とも考えられる。

 リサーチのブラインドテストでこのエッセンスをとったある参加者は、「マリア様のマントに包まれるみたい」と表現した。西洋では聖母マリアのマントは伝統的に青色とされる。

 レメディとしての重要さから、エッセンスは夏の花と秋の花の2種類を生成している。

 現在までの臨床リサーチによれば、秋に生成されたものは、よりハートに響く作用があるように思われる。

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ススキ

ススキ Miscanthus sinensis

イネ科ススキ属。

  尾花(おばな:古名。花穂の姿から。)、萱(かや)、芒(漢名)、茅(屋根材に用いたので。刈屋根の意。)草原、荒れ地、道ばた、山野の到るところに生え る1m〜2mの多年草。葉は長さ50cm〜80cm、長線状でふちは硬く、ざらつく。中脈は太い。花序の長さは15cm〜30cm、多くの枝を放射状に出 す。花期 8〜10月、分布 日本全土
秋の七草。穂を「尾花」といい、転じてこの植物の別名となった。 または、「すくすく立つ木」がつまって「ススキ」になったとも。

茎の丈夫で多数の枝に分かれる。

秋の七草の一つ、別名「尾花」。

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コスモス

コスモス(秋桜) Cosmos bipinnatus

キク科、メキシコ原産の一年草標高2400〜2700mに生じていた。幕末ないし明治時代に輸入。花期 9月

秋桜(あきざくら)。ギリシア語では秩序、調和、宇宙の意味。属名はギリシア語で「秩序、調和、美しい、装飾」などを意味をするKosmosに由来

関連が考えられる欧米のフラワーエッセンス:コスモス(FES、同種)=「コミュニケーション」

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キキョウ

キキョウ(桔梗)

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